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2004.03.18

国立療養所釜石病院の患者データ紛失

療養所患者3千人分のデータ、PCごと紛失 岩手・釜石(asahi.com)

情報サービス会社の富士通エフ・アイ・ピー(本社・東京都、大島博社長)は16日、岩手県釜石市の国立療養所釜石病院(土肥守院長)の患者3000人分の会計情報などが入ったパソコンを、2月下旬に紛失したと発表した。

「電車の網棚にノートパソコンを忘れた」とのことですが、患者データの有無にかかわらず、網棚に貴重品を置くべきでないというのは常識だと思うんですけどね。セキュリティ云々以前の問題なのではないでしょうか。

それにしても、国立療養所釜石病院がシステム障害の調査を富士通エフ・アイ・ピーに依頼(必要データのコピーを送付)し、富士通エフ・アイ・ピーが別のソフト会社の技術者に委託・・・って、データを暗号化しているとは言え、個人情報漏洩の危険性を高めているようなものですよねぇ。あちこちで似たような運用方法をとっているとしたら、迂闊に病院にも行けないではないですか。

個人情報漏洩の恐ろしさというのは、「自分の知らないところで個人情報を悪用される」ことにあるわけですから、すぐにでも運用方法を改めるべきだと考えます。

【関連リンク】
医事情報を格納したパソコンの紛失について(富士通エフ・アイ・ピー)

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